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2026.07.27

ローマを発つ前にフェッラーリを一杯

ローマ・フィウミチーノ空港のターミナル3に、「フェッラーリ・スパツィオ・ボッリチーネ」がオープンした。

 

日本人旅行者なら、日本への直行便での帰国、あるいはロンドン、ドバイ、ドーハなど、非シェンゲン圏の都市を経由して帰る際に使うエリアだ。出国審査を済ませて搭乗を待つあいだに、フェッラーリのワインとローマの味を楽しめる。

 

「フェッラーリ・スパツィオ・ボッリチーネ」がフィウミチーノに初めてオープンしたのは2013年。以前はターミナル1にあり、私もピッティへ向かう際、同じ便になった友人たちとフィレンツェ行きの便を待つあいだによく使っていた。その後、ミラノのマルペンサ空港、リナーテ空港にも展開され、今回、空港の再整備を経て、より広くなり、より洗練されてフィウミチーノに戻ってきたのだ。

 

 

フェッラーリらしい黒と白を基調にしながらモルテーニの家具を配した、落ち着いた空間。

 

 

料理を監修しているのは、ルネッリ グループ傘下のミシュラン一つ星リストランテ「ロカンダ マルゴン」で腕を振るう、エドアルド・フマガッリ氏(2023年にフェッラーリの本社を訪れた際にランチで訪れたけれど、トレンティーノの雄大な自然に囲まれた、とても素敵なリストランテでした)。

 

メニューには、ローマ名物のスップリのほか、フマガッリが今回のために考案したフォカッチャ「テガミーニ」が並ぶ。ペコリーノ・ロマーノDOP、ポルケッタ・ディ・アリッチャIGP、ローマ料理に欠かせないカルチョーフィなどを使ったラインナップだ。

 

 

「テガミーニ」はイタリア語で“小鍋”の意味。その名の通り、小さな片手鍋で供され、アペリティーヴォにちょうどいい。

 

 

ワインは、プレステージ・リゼルヴァを含むフェッラーリ・トレントの全コレクションをグラスで注文できる。多くの場合、ボトルでしか頼めない上位キュヴェまで、気軽に一杯ずつ試せるのが嬉しい。

ほかにも、フェッラーリ・トレントを所有するルネッリ家が、トレンティーノ、トスカーナ、ウンブリアで展開するワイナリー群「テヌーテ・ルネッリ」のスティルワインを用意。セニャーナのグラッパやタッソーニのソフトドリンク、カクテルやノンアルコールも選べる。

 

「空港で過ごす時間を、イタリアの美しさと卓越性を伝える美食のひとときに変えたい」と語るのは、フェッラーリの社長兼CEO、マッテオ・ルネッリ氏。

 

ラウンジまで足を延ばさず、出国後の動線上で軽く飲み、食べて、そのまま搭乗へ向かえる。そんな使い勝手のよさも、フェッラーリ・スパツィオ・ボッリチーネの魅力だ。

 

イタリアを離れる前の締めくくりにちょうどいいんですよね。

 

 

文  藤田雄宏 Yuko Fujita

 

※フェッラーリのオンラインショップはこちら。

ITALIAKARA(イタリアカラ)

 

 

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